今回は、
- FF13シリーズ最終章と感動の大団円
- 「ウェアチェンジ」システムにより、新たにリニューアルされたバトルシステム
- 周回プレイや裏ボス討伐など、やり込み要素の充実
- 100時間以上楽しめる大ボリューム作品
「ライトニングリターンズ FFーXⅢ」について紹介します【※ネタバレ無し】
過去作「ファイナルファンタジーⅩⅢ」及び「ファイナルファンタジーⅩⅢー2」の
ゲーム紹介記事は下記リンク参照↓
本作について
本編の時系列

本編は、前作「ファイナルファンタジーXⅢ-2」終了時点から500年後の世界が舞台となります。
500年前、混沌の心臓を持つカイアスが敗れたため、世界の均衡を保つ女神エトロが消滅しました。その結果、不可視の世界ヴァルハラから”不可視の混沌”が溢れ出し、世界全体の崩壊が始まりました。
世界の破滅は数百年かけてゆっくりと進行し、大地は少しずつ混沌の海に呑まれていきます。最後に残った世界「ノウス=パルトゥス」で人々は身を寄せ合うように暮らしています。

500年前に”不可視の”混沌”がこの世を飲み込んで以来、世界の時間は停滞しました。
人間は年を取らなくなり、新たに子供が生まれることもなくなりました。ただし、”不老”であり、”不死”ではありません。人間の一部は病気や事故で無くなり、少しずつ世界の人口は減少していきました。

この世界に生きる人々はみんな年を取らなくなったんだ。見た目は一見子供でも、500年以上生きてるんだよね…
世界の寿命が少しずつ尽きようとしている中、人々は何もできず、長すぎる人生に心が疲弊しながら生活しているんだよ。
至高神ブーニベルゼの目覚め

世界の崩壊が進む中、永い眠りについていた至高神ブーニベルゼが目覚めます。
ブーニベルゼは遥か昔、後にコクーンを築く「知恵深き神リンゼ」、後にグラン=パルスを開拓する「荒々しき神パルス」、後にヴァルハラを管理する「死と混沌の女神エトロ」を創造したのち、人智の及ばぬ領域で眠りについていました。
ブーニベルゼは、混沌に覆われたこの世界がもはや修復不可能だと判断し、この世界を一度終わらせ、新しい世界を創造することに決めます。神は新しい世界に地上の人々の魂を導き、住まわせる計画を実行したのです。
神の遣い「解放者」

人々の魂を新たな世界に導こうと考える至高神ブーニベルゼですが、心を持たぬ神々は人の魂を扱うすべを知りません。そこで、人々の魂を転生へと導く特別な人間「解放者」を選別します。それこそが本作の主人公「ライトニング」です。

長い歳月を生きるうちに、この世界の人々の心は”混沌の闇の力”に蝕まれてしまっているんだ!このままだと新たな世界を創造したとしても、彼らの魂は新世界に生まれ変わることができないんだよね。
彼らの魂の呪縛を断ち切り、救うことが「解放者」の大きな使命なんだよ!
「解放者」ライトニング

本作の主人公にして、「解放者」ライトニング。かつて宿命に抗い、世界を救った人間のひとりです。
かつて彼女は神の策謀に翻弄されながらも仲間と共に戦い抜き、「コクーン」の人々を救いました。
その後、混沌の魔力によって不可視の世界「ヴァルハラ」に囚われの身となり、ただひとり世界の命運を懸けた死闘に臨んだものの、カイアスとの最終決戦に敗北をしてしまいました。
さらに唯一の家族である妹セラが命を落とし、世界が混沌に吞み込まれ崩壊を始めます。
彼女は失意のうちにクリスタル像となり、およそ500年もの永い眠りについていました。
神との取引
ライトニングをクリスタルから復活させた至高神ブーニベルゼは、彼女と一つの取引を持ち掛けます。
「解放者としての使命を果たした後に、妹のセラを蘇らせる。」
ライトニングは神の取引に応じ、人々の魂を開放する使命を受けて滅びゆく世界に降り立ちます。
ゲームシステム
4つの都市を巡るオープンワールド
滅びゆく世界に残された最後の大地「ノウス=パルトゥス」の4つの都市を自由に巡りながら、人々の魂を開放することが主な目的となります。
光都ルクセリオ

現在の人類社会の首都とも言える宗教都市で、※救世院の本拠地「大聖堂」が置かれています。この地の市民の多くは輝ける神ブーニベルゼへの信仰が厚く、他の地方からも日々多くの巡礼者が訪れています。
※現在の社会全体を統治する協会。「新たな世界の到来を信じ、至高神にすべてをゆだねよ。」という教えのもと、人々の信仰を広く勝ち得ている。
街の北には、通称「暗黒街」と呼ばれる放棄された地域があり、ならず者や救世院の教えに逆らう異端者が隠れ住む魔窟となっています。

なかには救世院の教えに反発する異端の狂信者もいるんだけど、その狂信者のリーダーが「闇の狩人」と呼ばれているんだ!
救世院も行方を追っているんだけど、その人物像は誰も知らなくて実在を疑う声もあるらしい…
でも実は、ライトニングと深く関係している人物なんだ!
きらめきの都ユスナーン

光都ルクセリオとは対照的に、滅びの時までを面白おかしく暮らそうという者たちが集まる退廃と亭楽の都。
闘技場のある「勇猛のエリア」、世界の食が集う「美食のエリア」、金持ち向けの娯楽が集まる「神託のエリア」など、様々な地域があります。そして、ひときわ大きな「太守の宮殿」では夜ごとに宴が開かれています。

この地を統治しているのは太守のスノウ。近頃は宮殿に籠りっぱなしで、彼自身が混沌に取りつかれたのではと人々は心配している。
かつての彼は馬鹿が付くほど前向きだったのに、500年の歳月が人を変えてしまったのか…
ライトニングはその真意を確かめようと接触を試みるんだ!
雄大な自然ウィルダネス

雄大な自然が残り、魔物が徘徊する野生の地。都市生活や救世院の教えに馴染めない者が移り住み、開拓生活を送っています。
この地はかつて不可視の世界「ヴァルハラ」から混沌が溢れ出した中心地でもあり、女神エトロを崇拝する者が寄り添って暮らす集落や、異界から出現したとされる神殿も存在しています。

ウィルダネスには「ヴァルハラの天使」という、純白のチョコボの伝説があるんだ!「世界の終末と共に現れる聖鳥」などと噂されていて、ライトニングを導く重要な存在でもあるんだよ!
他にも、山岳地の墜落した飛空艇や、異界の神殿など、彼女とは切っても切れない縁の数々がこの地に眠っているよ。
荒涼たる砂漠デッド・デューン

混沌の海に臨む、荒涼たる砂漠。人の居住には全く適さない不毛の地ですが、砂漠のそこかしこに太古の遺跡が点在しているため、財宝の盗掘をもくろむ無法者たちが居着いています。
長年にわたる盗掘により、遺跡の大部分は荒らされてしまっていますが、ある遺跡の深奥に、強力な封印で守られた未知の秘宝が眠るとされています。

この砂漠のどこかに、「聖宝」と呼ばれる伝説の祭具が眠っていると伝えられているんだ!砂漠を根城にしている盗賊団や、救世院もこの財宝を狙っているんだよね…
この「聖宝」には、ある”特別な力”を秘めているんだけど、実はライトニングの古い仲間もこの財宝を追い求めているんだよ!
世界の終焉13日間を巡る”解放者”

世界の寿命は尽きかけており、ライトニングが目覚めてから13日目を迎えた時、世界の崩壊と共に至高神ブーニベルゼが目覚め新たなる天地の創造が始まります。
ライトニングはそれまでに多くの人々の魂を、闇から解放することが目的となります。

解放者となったライトニングを導くパートナー「ホープ・エストハイム」。かつて共に戦った仲間でもあります。青年期には、研究機関「アカデミー」を牽引し、人工コクーンの建造を実現した実績を持っています。
現在は何故か少年のころの姿に戻されており、神のしもべとしてライトニングをサポートします。

なぜ子供の姿にされたのか明らかになってはいないんだけど、現世界では約160年前に失踪したことになっているんだ…
今作ではライトニングをサポートしてくれる唯一の存在だよ!

ホープによってかつて打ち上げられた人工コクーンの中枢部。現在は混沌の浸食によって放棄されている。
今作でライトニングの拠点「箱舟」となる場所です。この場所は外の世界と完全に遮断されており、空間内では時間が停止しています。
刻一刻と進行する世界の時間

今作では各地を探索中、※常に時間が経過します。プレイヤーは限られた時間の中で、5つのメインシナリオを進行していきます。探索するエリアや攻略するシナリオは好きな順番で進められますので、自由に行動しましょう。
※現実時間3分で、ゲーム内では1時間経過します。
一日の始まりはAM6:00

一日の始まりは朝の6時。24時間後の朝6時まで活動できます。
一日の活動時刻が近づくとアナウンスが流れ、定刻になると強制的に「箱舟」に帰還となります。「箱舟」での準備を整えた後、二日目の探索が可能となります。
なお、二日目以降のスタート地点は、それまでに訪れたことのある拠点の好きな場所から始めることが可能です。
各地で受けられるサイドクエスト

旅の途中に、ライトニングは週末を迎える世界で思い悩む人々と出会います。彼らの悩みを解消し、人々の魂を救済しましょう。クエストを依頼してくる人々は、キャラの頭上に「★」マークが表示されています。
時間や日にちによって受けられるクエストに変化がありますので、様々な時間帯で各地を探索してみましょう。

世界の各地には「祈りのキャンバス」と呼ばれる提示版があります。祈りのキャンバスには、救済を望む人々の願い事が浮かび上がり、新しいクエストを受注することができます。
人々から直接クエストを受けるのと違い、提示版を調べればいつでも受注・達成報告が可能ですので、こまめにチェックしましょう。

サイドクエストをクリアしていくと、世界の寿命を延命できたり、後述するけどライトニングのステータスを上昇させることができるんだよ!
達成報告すると報酬ももらえるから、まさに一石二鳥!積極的にクリアして、探索を楽にしよう!
リニューアルされたATバトルシステム
ウェアカスタマイズ

今作では「ウェア」を切り替えながら戦うバトルシステムが採用されています。設定画面では3つのウェアを登録することが可能で、それぞれのウェアを切り替えながら戦闘を行います。
ウェアごとに4つまで技を登録することができます。敵の弱点やウェアごとの特徴を生かせるような技を設定しておきましょう。
ウェアはクエストのクリア報酬として貰えたり、ショップで購入することで増えていきます。物理攻撃が得意なウェアや、魔法が得意なウェア、防御に特化したウェアなど様々な種類が存在しますので、色々な戦い方を試してみましょう。

「ウェア」は、FFシリーズ過去作にあったジョブと似たような仕様だね!
今作では基本的にライトニング一人で旅を進めていくから、上手にウェアチェンジをしながら戦うことが大事になっていくよ!
アクション性が強化された戦闘システム

今作の戦闘は、ウェアを切り替えながら行動をすることが基本となります。
上記画像の赤ゲージがATBゲージであり、ゲージを消費して最大4つまで割り振った技を繰り出していきます。
ウェアを切り替えることで、黄ゲージのATBゲージを消費してさらに技を繰り出していくことが可能です。(3つ目のウェアを登録している場合、さらに青ゲージも出現します。)
ATBゲージは戦闘中、自然に回復していきますが、控えにしておくと回復速度が上昇します。

前作まではオプティマ編成に従って決まった行動しかできなかったけど、今作では自由な編成・アクション性の向上・スピード感のある戦闘が可能になったよ!
3つのウェアを上手に切り替えながら戦うことで常に攻撃することも可能だし、操作もそんなに難しくないからすぐ慣れると思うから安心してね!
GPアビリティ

ライトニングはバトル中、※GPゲージを消費して特殊なアビリティ「オーバークロック」を使用することができます。
「オーバークロック」中は敵の動きがスローモーションとなり、一定時間の間一方的に攻撃を加えることが可能です。無傷で大ダメージを与えることが可能ですので、強敵相手には積極的に活用していきましょう。
※GPゲージ。初期は最大5まで溜められる。
メインクエストを進めていくと、最大9まで上限が増える。
GPゲージは敵を倒すことで入手したり、「箱舟」に帰還すると全回復します。

GPアビリティには、戦闘で役立つアビリティの他、探索に役立つ物もあります。
- ケアルガ:ライトニングの体力を全回復。
- エスケープ:戦闘から逃走可能。代わりに、世界の時間が1時間進行する。
- クロノスタシス:一定時間、世界の時間を停止した状態で行動可能。
- テレポ:訪れたことのある拠点に瞬時に移動可能。

上記に挙げたアビリティの他にも、メインクエストを進めていくと様々なGPアビリティが使用できるようになっていくよ!
ちなみに、「クロノスタシス」はかなり重宝する重要なアビリティだから、お世話になること間違いなし!上手に活用していこう!
ライトニングの成長要素

ライトニングのステータスは、メインクエストはサブクエスト、祈りのキャンバスをクリアしていくことで報酬として能力が上昇します。
上昇する要素は以下になります。
- HP最大値
- 物理攻撃
- 魔法攻撃
- ATB最大値(メインクエストのみ)
- GP最大値(メインクエストのみ)
- 回復アイテム所持上限値(メインクエストのみ)

メインクエストクリア時の能力上昇値はかなり高めで、GP最大値なども上昇するから一気に強くなれるよ!
メインクエストの中でも、難易度の高いものと低いものがあるから、もしつまずいたら、難易度低めのクエストをクリアして強くするのがおすすめだよ!
ここがおすすめ!
多彩な戦術、場面に合わせたウェア選択

本編の中で手に入るウェアは全60種類を超えています。いづれも固有のスキルやアビリティを持っているものばかりで、多彩な戦い方・組み合わせを編成することが可能です。
戦術のバリエーションに加え、強敵相手に対する攻略にも役立つものとなります。
中には希少で強力なウェアも隠されていますので、コンプリート目指して攻略を進めましょう。
最後の1体「ラストワン」

旅の途中で出現する魔物は、一部の魔物を除いて個体数に上限があります。すべての個体を討伐すると、今後二度と出現しなくなります。
その中で、各個体の最後の1体を「ラストワン」と呼びます。ライスワンの個体は、全身が紫色に変色しています。

ラストワンは通常の個体と比べて強力ですが、倒すことができれば希少なアイテムや強力な装備品が手に入ります。すべての個体を討伐することを一つの目標として実践してみましょう。

ラストワン討伐が本作の醍醐味の一つだよ!
大型の敵だとボス並みに強い魔獣もいるけど、その代わり強力な装備品が手に入るからぜひチャレンジしてほしいね。腕試しにもなるからおすすめだよ!
クリア後周回プレイ解禁

本編を一度クリアすると、二週目の周回プレイが可能となります。
二週目以降は難易度「ハードモード」の解禁など、様々な要素が追加されます。
二週目以降の解禁要素
二週目以降は、以下のような要素が追加されます。
- 難易度「ハードモード」が選択可能
- 難易度「ハードモード」時、武器屋の装備が増える
- クリア時のステータスを引き継ぐ
- 鍛冶屋で武器・防具の強化が可能
- 一撃のダメージ上限「99999」以上を与えることが可能
- ラスボスが強化される

クエストクリア時のステータス上昇は少なくなるけど、その分貰えるギル量が増加するよ!強力な装備が買えるようになるから、お金集めも頑張ろう!
いつでも「強くてニューゲーム」可能

二週目以降の周回プレイでは、箱舟内に「贖罪のクリスタル」が出現します。ここからアクセスすることでいつでも「強くてニューゲーム」をやり直すことが可能です。
もちろんステータスなども引き継がれますので、初めからやり直したい時に活用しましょう。
その他やり込み要素
時間経過により変化するボス

一部のボスは、世界の経過日数によって見た目が変化し、名前に「+」が表示されます。もちろん見た目だけでなく、ステータスも強化されていますので、周回プレイ時のやり込み要素としてチャレンジしてみることをおすすめします。
裏ボス討伐
本作では、裏ボスと呼ばれるような強力な敵が2体潜んでいます。いずれもラスボスに匹敵するほど強力な敵です。倒すと希少なアイテムを手に入れることができますので、腕試しとして挑んでみましょう。

どちらの裏ボスも一週目の時点から戦うことができるけど、武器強化ができなかったり、一撃のダメージ上限「99999」があるから初回は倒すのが厳しいと思うよ。
焦らず二週目で倒すことを目標にしよう!
希少ウェアの入手

ゲーム中では様々なウェアが入手可能ですが、中には希少で強力なウェアも存在します。
究極魔法「アルテマ」が使用できるウェアは、裏ボスを討伐することで入手が可能です。
その他にも、二週目以降でないと入手できない強力なウェアがいくつもありますので、コンプリートを目指していきましょう。

強力なウェアを入手することで、今まで勝てなかった敵にも有利に立ち回れるようになるよ!
周回プレイこそやり込み要素の醍醐味だね!
まとめ
今回は、「ライトニングリターンズ FFーXⅢ」について紹介しました。
- 前作から500年後の世界
- ライトニングは人々の魂を新世界に導く”解放者”
- 「ノウス=パルトゥス」の4つの都市を巡るオープンワールド
- 「世界の余命13日間」限りある時間を旅する
- 新システム「ウェアチェンジ」を駆使したATバトルシステム
- 魔獣の生存個体数、最後の1体「ラストワン」
- 「強くてニューゲーム」で周回プレイ可能
- 裏ボス討伐

今作は最低でも100時間は楽しめるくらいボリュームのある作品に仕上がってるから、きっと満足できる内容になってると思うよ!
FF13ナンバリングの最終章にもなってるから、過去作を遊んでいるなら、ぜひ最後の大団円まで楽しんでほしいね!
以上、クロスウォーカーでした。
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