今回は、「ファイナルファンタジーⅩⅢー2」
- 時詠みの一族の持つ特殊な力と秘密
- 宿敵カイアスの真の目的
- セラたちの旅の目的
について紹介します。
「時詠みの力」についてや不可視の”混沌”についても解説しています。

本記事を読めば、ストーリー本編や世界観がより理解できてゲームが一層楽しめるはずだよ!
ぜひ参考にしてみてね!
「ファイナルファンタジーⅩⅢー2」ゲーム紹介記事は下記リンク参照↓
物語の起源
時詠みの巫女ユール

時を視る力「エトロの瞳」
「時詠み」の力を持つ巫女。
過去・未来を問わず、あらゆる歴史の断片を視る能力を有しています。その力は女神の恵みと考えられており、実際「女神エトロ」より干渉を受けたことで得られた力です。
代々、時詠みの力を有する少女は「ユール」と名付けられています。
時詠みの一族は、かつて栄えていたグラン=パルスの都市国家「パドラ市」を造って繁栄をしていました。時詠みの巫女の予言によって未来を知り、高度な文明を形成したのです。そんなある時、時詠みの力を悪用しようとする者が現れ、内乱の果てに時詠みの民は滅亡したと言われていますが、巫女は守護者カイアスに護られながら逃亡しています。
未来を見る力の代償
時詠みは、そのビジョンを視るたびに自身の生命力を消耗します。また、「エトロの瞳」は自身でコントロールすることができず、歴史が大きく改変された場合に発動する傾向にあります。
そのため、時詠みの巫女は10代という若さで命を落としてしまうのです。
時詠みの巫女は転生を繰り返す
若くして命を落としてしまう時詠みの巫女ですが、先代の巫女が亡くなるとしばらくして、同じ顔、同じ容姿を持った赤子が生まれ、「ユール」と名付けられます。
ゆえに、過去にユールの名を継いだ巫女たちが数多く存在しています。

全く同じ見た目と容姿で、どの時代にも存在しているユールだけど、どの時代のユールも人格は全く異なっているんだ!
旅が好きなユールもいれば、音楽が好きなユールなど、転生とはいってもそれぞれ違う人間なんだよね。
守護者カイアス・バラッド

巫女を守る「守護者」にして「契約者」
「守護者」とは、時詠みの巫女ユールに付き添い守る戦士の事です。時詠みの民の中でも、傑出した力を持つ者たちが選ばれます。
その守護者の中で頂点に立つ特別な戦士が「誓約者」となります。誓約者はルシとなり、用いる混沌の魔力はファルシの力をも凌駕するほど強力なものです。
誓約者はいかなる時代にも一人しか存在を許されません。誓約者に挑み、果し合いに勝利した守護者は新たな誓約者となり、ルシの運命と混沌の力を継承します。

ノエルもカイアスと同じ時詠みの「守護者」なんだ!
後述するけど、カイアスは不老不死の肉体を持っているから、カイアスを倒すことができるのは同じ守護者の資格を持つノエルだけなんだよね!
不老不死の肉体
カイアスはこの身に「女神エトロの心臓」を宿しており、その力で不老不死の肉体を有しています。
カイアスはかつて、黙示戦争の時に数多くの敵からユールを守り抜いた英雄でした。彼はこの戦いで「絶対召喚」という技を使用して召喚獣のバハムートと一体化し、ユールを守って絶命しました。
そうして使命を果たしたカイアスに対して、女神エトロは自身の心臓「混沌の心臓」を与え、不老不死となって蘇ったのです。


「絶対召喚」は術者の生命力を削って発動する禁忌の術。
本来、この技を使用すると術者は死んでしまうんだけど、「混沌の心臓」によって不死になったカイアスは、この技を幾度となく使用することが可能になったんだ!
ヴァルハラとは

人の魂が還る場所
FF13の世界では、人間は亡くなると魂だけが残り、その魂は不可視の世界ヴァルハラの地に還ります。そして魂は、現実世界の新たな肉体へと転生を繰り返します。これが魂の循環であり、女神エトロが管理することで世界の均衡を保っています。

ヴァルハラは「不可視の世界」と呼ばれる異界で、人間やファルシの住む世界を可視の現実世界と呼んでるよ。
ちなみに、ヴァルハラは時の流れが止まった世界であり「ヴァルハラからはすべての時代が視える」んだ!
世界の成り立ちについては別の記事で紹介してるから、参考にしてみてね!
「ファイナルファンタジーⅩⅢ」ストーリー紹介記事は、下記リンク参照↓
不可視の混沌
すべての元凶。ヴァルハラに潜み、可視世界へとはい出ようとする凶々しいもの「不可視の混沌」。
「この世にあってはならない闇」とも称されるそれは、正体不明の巨大な力であり、統一的な意志を持つ存在なのかすら分かっていません。
この闇の力がひとたび可視世界に溢れ出すと、均衡が崩れ、因果を壊し、世界の崩壊を招いてしまいます。現在は女神エトロの力でヴァルハラに封じています。

FF13のラストで、この「不可視の混沌」が現実世界に這い出ようとした所を、女神エトロが時を戻して封じたんだ!
ライトニングはその力に巻き込まれてヴァルハラに引きずり込まれちゃったんだよ!
「女神の門」と”混沌”の解放
眠りにつく女神エトロ
力を使い果たした女神エトロ
全作FF13の終盤、希望を持ち続けるライトニングたち人間を憐れみ、女神エトロは数々の”奇跡の力”で彼女たちを救いました。
エトロの行為により歴史が改変され、パラドクスが発生したことで恐るべき闇「不可視の混沌」の力が強まり、現実世界に這い出ようとしました。エトロは時を戻すことで”混沌”を抑え込むことに成功しますが、力のすべてを使い果たし、死に近い眠りに落ちてしまいました。
女神を護り、思いを継ぐ

女神が消滅すれば「不可視の混沌」が解き放たれ、可視世界のすべてがヴァルハラの”混沌”に吞まれてしまいます。
ライトニングは世界を護り、女神の人間に対する慈悲に報いるため立ち上がります。
カイアスの目的
ユールを転生の宿命から解き放つ

先に述べたとおり、「時詠みの巫女」ユールは巫女が背負う輪廻の定めとして、幾度となく生まれ変わっては若くしての死を無限に繰り返す宿命を負っています。代々の転生を見守ってきたカイアスは、その宿命を哀れんで、ユールの魂を救おうと決意するのです。
カイアスは、ヴァルハラに封じられている「不可視の混沌」を解き放ち、ヴァルハラと現実世界の境界を破壊しようと決心します。そうすることで生と死の境目は失われ、ユールは転生の呪いから解放されると考えたからです。

カイアスが今このタイミングでヴァルハラに攻めてきたのは、女神エトロの力が弱まったことを感じ取ったからだね!
力を使い果たして眠りについたエトロを、その気に乗じて滅ぼそうと考えたんだ!
「女神の門」の開放

ヴァルハラと現実世界を結ぶ門。
ひとたび「女神の門」が開け放たれれば、不可視の混沌が這い出し、現実世界との境界を破壊してしまいます。現在はエトロの力により、”混沌”の力が「女神の門」を突破するのを押し留めています。
カイアスは「女神の門」を開放することで”混沌”の力を解き放とうと考えます。
女神を滅ぼし、時空にほころびが生まれていれば、解放された”混沌”の力は「女神の門」を自ら粉砕するだろう、彼はそこに賭けたのです。

カイアスは、ユールを転生の宿命から解き放つという目的のためだけに、何百年もかけて準備をしてきたんだ!
こうすることでユールの魂を救済できると信じていたんだね。
時を超えて未来を護る戦い

ヴァルハラの地で女神エトロの神殿を守護するためカイアスと果てしない戦いを続けているライトニング。そんな彼女をサポートするため、セラとノエルは時空を超え旅に出ます。
人類滅亡の未来を救う
ノエル・クライスははるか遠い未来”AF700年”からやってきた人間です。
700年後の未来には、人類は滅亡しているのです。ノエルは、幼馴染である少女ユールを亡くしたことをきっかけに、人類が滅ぶ歴史を変えるべく時を遡り、ライトニングやセラと出会うこととなります。
歴史が捻じ曲げられることで発生する超常現象「パラドクス」を見つけ出し、その異常を解消することで「絶滅の終末」を防ごうと尽力します。

ノエルは、彼の生きた歴史の「最後の人間」なんだよね。ユールの死後、人類の滅ぶ歴史を変えるため自力でゲートを潜り、ヴァルハラの地でライトニングに出会ったんだ!
そこで彼女からセラの事を頼まれたんだね。
予言されたコクーン墜落の阻止

「近い未来にカイアスがコクーンを墜落させる。」
その未来を阻止することも、彼女たちの大きな目的です。
グラン=パルスの各地には、「時詠みの巫女」が視たビジョン(予言)が記録された古代の映像装置が発見されています。旅の途中でセラたちが視たビジョンには、カイアスがコクーンを落下させる場面が映っていました。
そして、ノエルの生まれた700年後の未来にはすでにコクーンは墜落して存在していません。
「絶滅の終末」を防ぐためには、これを阻止する必要があります。

コクーンの崩落は、人類滅亡の致命的な出来事だったんだ…
カイアスを止めてコクーンを護ることが最も重要なミッションなんだよ!
まとめ
今回は、「ファイナルファンタジーⅩⅢ-2」のストーリについて紹介しました。
- 「エトロの瞳」を持ち、未来が視える時詠みの巫女ユール
- 巫女は若くして亡くなり、同じ容姿で再び転生する
- 巫女を護る「守護者」カイアス・バラット
- カイアスは「女神の心臓」を持つ不死の存在
- ヴァルハラの”混沌”を解き放ち、ユールを転生の呪いから解放する
- セラたちは「絶滅の終末」を防ぐため、コクーン崩落の未来を防ぐ
セラたちや、カイアスの戦う理由・目的が分かると物語の理解度がより深まります。
ストーリーは若干難解ですが、理解するとよりゲームが楽しめるはずです!
以上、クロスウォーカーでした。
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